ベルのこと

今日は、今は亡き猫のはなしです。
前々回にルンのはなしをしたばかりなのに。


今度はベル。
3月20日が彼女の命日でした。
亡くなったのは2012年。我が家に来てくれてのは2011年12月25日。
つまり、ほんの3ヶ月の同居でした。

2010年の冬に外で出会った時、
それはそれは立派な、目力の強い外猫でした。
画像


あまりに立派な姿に恐れ入り、お会いできて光栄、と感謝したのですが、

その1年後、
「ひどく痩せた長毛猫がいる」と言われて行ってみると・・・・・・

なんと、あのコだったのです。
画像



撫でさせてくれるので撫でてみると、直接骨が感じられるぐらいに痩せていて、
このまま放っておくことはできない気分にかられてしまい、

数日後、キャリーを携えて行ってみたら会えて、
キャリーに入ってくれたので、我が家へ。
協力してくださった方がいらして、車で移動することができました。


1年前には座るとベルのようにふっくらして見えたことと、
クリスマスに来てくれてので、ベルちゃんと呼ぶことにしたのです。
なんと、あの目力と雄々しさを備えながらも、女のコでした。
画像


貧血がひどく、難しい状態でしたが、
コーミングをするとステキな毛並みが戻ってきたようでした。
画像


外を見ていることもありましたが、
画像



部屋にも慣れてきてくれたようでした。
画像




それでも、症状が悪化して、ほんの3か月で、
2012年の春分の日に逝ってしまいました。

  思えば、ミャミャもベルもルンも、私に看取らせてくれました。
  きいちゃんは看取れませんでしたが、その話は4月の命日にでも。


ベルへの心残りは、
「元気になってまたあそこに戻ってみようね」と何度も何度も言いながら、
それがかなわかなったこと。

戻るか、景色を見せてあげたかった。
少なくとも、景色は見せてあげられるぐらいには元気になってくれると思っていたのに。


ここまでの話は当時のブログに書いてありますし、
これ以上あれやこれやと書いても重複するだけなので、

今まで書かなかったことを。


**********************


最近、ふと思ったのです。

もともと目力が強いコではあったけれど、
我が家でもそういう目をしていることがあったのは、

「室内になんて来る気はなかった。
あのまま、じきに死んでしまったとしても、その方がよかった。
元気になったら出て行ってやる」

と、私を恨み続けていたのではなかったか。


コタツの脇で寝てくれていましたが、くつろいでいるわけではなかったのかも。
画像

画像


私の背中に昇ることが多かったのですが、私を認めてくれたわけではなかったのかも。
画像

画像

画像



衰弱していたので、ネル生地でくるんで抱っこしたりしていましたが、
抵抗する力が無かったから言いなりだっただけじゃないか。
画像


抱かせてくれたのも、そうだったのかもしれない。
画像



そう思いついてしまうと、自責の念に拍車がかかります。


外猫を保護することに何の揺らぎも無い方たちがいらっしゃいます。
怪我をしたり、弱っていたり、怖い猫がいるために居場所が定まらない、等々、
保護することに迷いが無く、いつまでも懐かなくても、保護したことに疑問を感じない、
そういう強い意志をもった方々。羨ましいです。

ベルが存命だった間、元気になったら戻ってみようと思っていたのは、
彼女が過ごしてきた場所に戻りたいだろう、
友達や恋人(猫)がいるかもしれない、
などという思いがあったからです。

でも、何匹も保護して自宅で看取ってきた方からは、
本気で戻す気?と言われました。


あくまでも、外で生活できるほど元気になれば、の想いでした。
キャリーに入って電車の揺れに耐えられる程度になったら、
せめて暮らしていた景色を見せてあげたい、と。

でも、保護することに揺らぎの無いその方にはそんな発想はなかったようです。


今頃になって、ふと、うちに連れてきてしまったこと自体を責める自分がいます。
彼女のお骨は、今もミャミャとルンのお骨に挟まれるように我が家にいます。
本来なら、彼女は暮らしていた場所で眠りたいだろうと、ずっとずっと思っています。
でも、我が家に来てもらってしまったから、お骨も今、私のそばにいるのです。

彼女がどんな思いでいるか、ただただ申し訳なくなってきました。


当時、ミャミャだけだった我が家に突然やってきたベル。
 前回ご紹介した「ちいくん」改め「にゃんたくん」よりずっと後のことでした。

ミャミャと時折見合っていました。
いったい何を話していたのでしょうか。
画像



ミャミャ 「なんでうちにいるの? そこ、あたしの場所なんだけど」
ベル 「あたしにもわかんないわよ!」 とか?
画像



ミャミャ 「具合が悪いらしいから置いてあげるけど、ほんとは私のおうちなの。
元気になってもここにいるの?」
ベル 「とんでもないわ。元気になって戻るわよ」 とか?
画像



けっきょく3ヶ月しか生かしてあげられなかった。
たった3ヶ月で逝かせてしまった。

ごめんなさい、ベルちゃん。

この記事へのコメント

myamya
2019年03月24日 15:30
すみませぇん、
ルンのこと書いたのは前々回ではなく、その前でした。

この記事へのトラックバック